かつて不動産会社と言えば国内の不動産を扱う会社だけでしたが、国内不動産市場の不振、インターネットの普及によるグローバル化などの後押しにより、海外不動産に投資する投資家が増えました。
また投資先も米国やイギリスのような先進国に、資産分散を目的とした投資や、フィリピンやタイなどの発展途上国に、キャピタルゲインを求めて投資する投資家など目的はさまざまです。
2000年以降、最も投資ブームに沸いたのは中国不動産投資でした。ただ、中国も不動産価格の値上がりや送金の制限などの理由により、徐々に東南アジアへとシフトし、最近ではフィリピン不動産への投資が注目を集めています。
そんな海外不動産を扱う不動産会社も増え、今では三井不動産や三菱地所のような日本を代表する会社から、フィリピンやマレーシアなど、日本人に人気のあるエリアに特化する企業など、数多くの不動産会社が海外不動産を斡旋する業務に参入しています。
今回はそんな海外不動産を扱っている不動産会社に就職したい、得意の英会話を駆使して外国人とビジネスで渡り合いたいなどと考えている方向けに、海外不動産の求人を扱っている会社とおすすめの転職エージェントを紹介したいと思います。
バンバン英語が飛び交う社内、ステイジアキャピタル
ステイジアキャピタルの会社概要
会社名 | ステイジアキャピタルホールディングス株式会社 |
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住所 | 東京都千代田区麹町五丁目1番地 NK真和ビル5F |
代表者 | 奥村 尚樹 |
資本金 | 2億3,241万円(資本準備金含む) |
事業内容 | 株式などの保有を通じた企業グループの統括・運営など |
ステイジアキャピタルは2022年現在、世界8か国12拠点で海外不動産業務を行っている海外不動産のプロフェッショナル集団です。拠点は、日本を本社に、米国、イギリス、シンガポール、マレーシア、タイなどにおかれ、物件の情報を仕入れたり、プロパティマネジメントなどの業務を手掛けています。
海外のエージェントとのやり取りはすべて英語で交わされる
そんな海外不動産の大手であるステイジアキャピタルでは、海外のエージェントとのコミュニケーションはすべて英語となりますので、能力の差はありますが、求められる能力として英語が必須となります。
ただ、生きたビジネス英語が飛び交う社内では、短期間で一気にビジネス英語力がつきますので、自身の英語力をさらに生かしたい、もっと磨きをかけたいと思っているかにはおすすめの会社です。
海外不動産を扱う日本の企業の中では、圧倒的な成長力で規模が大きくなっている会社の一つです。
ホームページで採用情報(各募集要項)が確認できますので、もしステイジアキャピタルに興味のある方は確認してみてください。
米国不動産に力をいれるオープンハウス
オープンハウスは2016年に東証一部に上場し、2021年度の売上高が8,105億円に達し、まもなく1兆円の売上規模が見込まれている国内屈指の不動産会社です。
そんなオープンハウスは2017年に本格的に米国不動産の取扱いを開始し、国内の富裕層向けに米国不動産の仲介業務を行っています。
国内で培った不動産事業の経験を生かし、米国で仕入れた不動産をリノベーションし、テナント付けして、それを日本の投資家に収益不動産として売却します。
米国経済の好調やドル高の後押しもあり、米国不動産事業は拡大路線でオープンハウスの米国事業の営業マンの募集を強化しています。
実際の業務については、海外不動産投資の記事で紹介しているのでそちらを参考にしてください。海外不動産おすすめの不動産会社4選、海外不動産投資の魅力とリスクについて解説
海外不動産の求人情報を扱っている転職エージェント
①リアルエステートWORKS
海外不動産の求人を扱っている会社としてまず紹介するのは、不動産業界特化型転職エージェント【リアルエステートWORKS】です。
不動産業界の特化型転職エージェントとして独自の求人情報を持っており、海外不動産の求人においても営業職や現地スタッフなどの求人を幅広く扱っています。
リアルエステートWORKSの強みは、不動産に関する専門性の高いスタッフが在籍しており、総合型の転職エージェントと比較して、より短い時間で的確な求人情報を届けることにあります。
海外不動産という職種は、不動産の中でもかなり特殊な業務になるので、不動産業務も理解し、なおかつ海外不動産の業務内容を把握している不動産特化型の転職エージェントが頼りになるのは間違いないでしょう!
②RSG Real-Estate Agent
次に紹介するのは不動産業界専門の転職エージェント【RSG Real-Estate Agent】です。RSGの特徴は以下の通り。
業界に精通したプロが対応 | エージェントは業界出身のキャリアコンサルタントばかりです。 |
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年収1.2倍〜1.5倍UPが目標 | 基本的に年収600万円〜1000万円超えの案件をよくもっています。 |
充実した転職サポート | 職務経歴書・履歴書の添削、面接対策、独自に調査分析した業界・企業情報の提供など、 転職サポートが充実しています。 |
独自の求人案件多数保有 | 非公開求人は、独自入手の案件を多数もっており、好条件の求人に出会える可能性が高いです。 |
RSGは規模こそ大きくないものの、不動産業界に特化した転職エージェントとしてニッチな求人情報をもっているのでおすすめです。
他社では扱っていない求人情報ももっており、海外不動産業務においても伸び盛りの募集案件を扱っていることもあります。もちろん大手の情報も扱っているので、登録しておいて損はありません。
③doda(デューダ)
dodaは、求人数や会員数において国内トップクラスを誇る大手転職求人サイトです。さすがに国内トップクラスとあって、扱っている不動産の求人数も中小とは比べ物になりません。
また、求人内容もブランド系の大手不動産会社から中堅・中小とさまざまです。まさに自身の希望や能力に応じて、数多くの求人から選ぶことができます。
海外不動産においてはオープンハウスや三井不動産などの超大手案件なども数多く扱っているので、大手に興味のある方は必見です。
④ビズリーチ
ビズリーチはハイクラス人材にターゲットを絞った転職サイトです。扱っている求人は管理職で年収の高い求人がズラリと揃っていますが、一般の求人もかなり豊富にそろっています。
ビズリーチのサイトに学歴や経歴を登録しておくことで、企業の方からも逆オファーが届いたりするので、転職サイトとしておすすめです。
ビズリーチで募集に出されている海外不動産案件としては、海外における不動産開発業務です。海外での開発案件となるため、募集している会社は大手企業が多く、募集条件もかなり高めの案件が多いです。
元々ハイクラス人材にターゲットを絞った転職サイトですので、海外案件に関しても求められる能力は高めです。
まとめ
この記事では、海外不動産を扱う不動産会社で働きたい方向けにおすすめの転職エージェントを紹介しました。
どこの転職エージェントも独自の情報網をもっていますので、まずはどのような求人を扱っているか確認することが重要です。
海外不動産も大手から中小までと数多くの会社が参入している分野ですので、焦らずじっくりと自身の能力やスキルとあった会社をぜひ探してみてください!