近年、投資の多様化により、多くの投資商品がある中で、相変わらず活況を呈しているのが、サイトM&Aです。
サイトM&Aを扱う企業はどんどん拡大し、毎日多くのサイト売買のプラットフォームで数多くの取引がされています。
1万円から出品している小型のサイトもあれば、1億を超えるサイトまで、ピンからキリまでです。
最近、サイト投資と不動産投資はどちらが魅力的かという質問を受けることがあるので、この記事では、不動産投資とサイト投資のそれぞれの特徴や魅力などについて紹介したいと思います。
Webサイト投資とは
Webサイト投資とは、すでに企業や個人によって運営されているWebサイトをサイト売買(サイトM&A)によって購入し、その事業を継承することです。
近年数多くの企業がサイト売買のプラットフォームを確立させ、また電子契約及び電子決済機能の高度化によって、誰でも手軽に利用できるシステムとして、サイト売買の案件数も増加しています。
また、ラッコM&Aのように、有料ではありますが、移行作業を代理で行ってくれるところもあり、初心者でも気軽に利用できるようになりました。
なお、サイト売買も最近はYouTubeやインスタグラム、TikTokのアカウントの取引も活発に行われており、サイト売買の中でも多種多様化しています。
サイトの売り買いはサイト売買サービスで!
サイトの売り買いはサイト売買を専門に扱うサイトで行われます。
サイト売買を専門に扱うサイトには、売り案件が多数掲載されていますので、その中から興味のあるサイトを探し、興味があれば申込みをいれるという流れです。
サイト売買を専門とする主なサイトは以下の通り
①ラッコM&A
②サイトストック
③サイトキャッチャー
④UREBA
⑤サイトマ
当サイトでおすすめするのはラッコM&Aです。ラッコM&Aはラッコサーバーやラッコキーワードなどもあわせて事業展開しているラッコ株式会社が運営しているサイトです。
ラッコM&Aでは、豊富な案件数と利便性のよさから、成約数は500件を突破。毎日多くの案件が成約しています。
また、基本情報を入力するだけで、簡易査定も自動的に行ってくれるので、売却を考えている方にとっては、大方の売値の目安を把握できるシステムとして、けっこう重宝されている機能です。
Webサイト投資の利回りは20%以上は当たり前
そんなサイト売買におけるWebサイト投資ですが、利回り目線はどれくらいでしょうか?
もちろん専門ブログのような資産性の高いサイトと、トレンドブログのような短期的に集客が見込めるサイトでは利回り目線も違ってきますが、相場としては専門性のあるブログの最低利回りは20%、一般的には30%~50%が一つの目安となっています。トレンドブログではそれ以上の利回りも求められています。
ラッコM&Aの簡易査定でもだいたい同じような査定額になっています。
不動産投資をしている人から見ると、Webサイトへの投資のほうがはるかに利回りが高いと思われるかもしれませんが、Webサイト投資はそれだけリスクが高く、運営していくためにはある程度労力も必要になるからです。
ではWebサイト投資の魅力とリスクについてみていきましょう。
Webサイト投資の魅力とは
以下Webサイト投資のメリットと魅力です。①~③主に収益面、④~⑤が技術面になります。
①収益性の高さ(売出価格は利回りが最低20%以上)
②収益を上げることで転売によるキャピタルゲインを狙える
③副収入を得ることができる
④サイトを買収することで一からサイトを作成するよりも大幅な時間短縮が可能
⑤ほかの人のサイト運営ノウハウを身につけることができる
⑥経費扱いが可能
①収益性の高さ
サイト投資の魅力は何よりも収益性の高さです。
うまく運営できれば1年も経たないうちに、投資額を回収できるし、さらにブラシュアップしていくことで、収益はどんどんアップしていきます。
②収益を上げることで転売によるキャピタルゲインを狙える
こちらは不動産と同じです。収益性を高めていくことで、サイトの価値も上がりますので、うまく軌道に乗せることができれば、大きなキャピタルゲインを狙うことも可能となります。
③副業として副収入を得ることができる
本業のある方でも、1日ある程度サイト運営に時間を費やすことのできる方であれば、副業として副収入を得られることが可能となります。
④サイトを買収することで一からサイトを作成するよりも大幅な時間短縮が可能
一からサイトをつくるとなると、相当まとまった時間が必要となります。サイト投資は、こうしたまとまった時間を大幅に短縮できる魅力があります。つまり、短時間で収益化が図れるというメリットがあります。
⑤ほかの人のサイト運営ノウハウを身につけることができる
サイト投資をすることで、他の人の技術やツールも学ぶことができます。引継ぎの際、売主によっては1か月のサポート期間を設けている人も多いので、その際にいろいろ質問することで、サイト売買を通じて一気に技術を学べるチャンスでもあります。
⑥経費扱いが可能
Webサイトの購入は経費扱いすることが可能です。しかも、オンラインショッピング機能やゲーム機能などのソフトウェアが組み込まれていると減価償却が5年間となり、節税対策も大きくなります。
なお、ワードプレスのMySQLはソフトウェアとみなされないので注意が必要です。
Webサイト投資のデメリットとリスク
①収入がゼロになってしまう可能性がある
②Webサイト運営の技術が必要になる
③個人の場合は銀行融資がつかない
④サイト運営には時間が拘束される
①収入がゼロになってしまう可能性がある
運営に行き詰まってしまうと、全く収入が上がらないとい事態にもなりかねます。不動産あれば賃料を下げれば、最低限の賃料収入は入ってきますが、サイト投資の場合、下手をすれば収入がゼロになってしまうリスクもゼロではありません。
初心者によくある事例としては、バックアップをとらずに、テーマエディターを編集し、サイトが壊れてしまうという悲劇です。こうなると一気に収入がゼロになってしまいます。
②Webサイト運営の技術が必要になる
Webサイト運営には、専門的なスキルは必要ありませんが、最低限の運営ノウハウは必要となります。
特に、SEOやHTMLに関しては、最低限の知識があったほうがよいでしょう。
③個人の場合は銀行融資がつかない
不動産は融資をつけることが可能ですが、Webサイト投資の場合は、法人化している場合は別ですが、個人の場合は基本的に現金が必要となります。
レバレッジを利用できない分、すべて自己資金で賄う必要があり、大きなサイトへの投資には、購入するハードルはかなり高くなってしまいます。
④サイト運営には時間が拘束される
不動産投資は、管理会社に丸投げすることも可能ですが、Webサイト投資は、基本的に自身で運営する必要があります(人を雇って運営させることは可能です)。
放置してしますと、アクセスは減っていく可能性が高いので、こまめにサイトの運営をチェックし、記事の配信やリライトをしていく必要があります。
そうなると、1日に1回はサイトをみる必要がありますので、時間的な拘束があります。
不動産投資のメリットと魅力
以下不動産投資の魅力です。
①銀行の借入れが可能。レバレッジをきかせることができる
②賃料収入を得ることができる
③値上がりによるキャピタルゲインを狙える
④税金対策が可能(評価額、相続税など)
⑤価値がゼロになるリスクはほぼなし
①銀行の借入れが可能。レバレッジをきかせることができる
不動産投資の魅力は、なんといっても銀行の借入が可能で、レバレッジをきかせられることです。
自己資金の何倍ものお金を借りることができるので、いい物件に投資することができれば、大きなリターンを期待することができます。
②賃料収入を得ることができる
部屋を貸して賃料収入を得ることが可能です。毎月安定した収入を確保できます。
③値上がりによるキャピタルゲインを狙える
物件の価値が上がれば、キャピタルゲインを得ることが可能です。レバレッジをきかせることで、短期間で大きなキャピタルゲインを得ることも可能です。
④税金対策が可能(評価額、相続税など)
不動産投資は、所得税・住民税の支払い額を抑えられる効果が期待できます。
また、相続時に課せられる相続税や贈与税についても、節税効果が大きく発揮されます。現金で相続させると全額が課税対象となりますが、不動産を保有することで、相続税評価額が相場価格よりも低く見積もられるからです。
さらにその不動産を人に貸し付けていると、評価額は減額され、節税効果が高くなります。
⑤価値がゼロになるリスクはほぼなし
サイト投資と違い価値がゼロになる可能性はほぼありません。資産分散という観点からも不動産投資は人気のある投資先の一つです。
まとめ
Webサイト投資と不動産投資のそれぞれのメリット(魅力)とデメリット(リスク)を紹介しました。
Webサイト投資は少額でもはじめられ、うまく稼働させることができれば、高い利回りを確保することが可能です。成功している人の中には数ヶ月で投資額を回収している人もいます。
一方で、リスクは高く運営を軌道に乗せられなかったり、サイト自体を壊してしまうなどの危険性もあり、収入がゼロになってしまう可能性もありますので、ある程度Webサイトの運営知識が必要となります。
一方、不動産投資は初心者でも経験豊かな不動産管理会社に委託することで、収益物件を運営することが可能となります。
ただし、融資を利用するにせよ、最初にまとまったお金が必要となります。もしレバレッジをうまく利用することができれば、大きな利益も生むことが可能となります。
Webサイト投資と不動産投資は、どちらの投資も優良な投資先といえますので、投資家の状況によって決めるのが最良の選択といえるでしょう。