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近年注目を集める不動産管理会社への就職、業務内容とフローについて

賃貸マンション
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賃貸不動産経営管理士が国家資格となり、足元で注目の高まっている賃貸不動産経営管理士の資格。

そして、近年はこうした管理の資格を生かして管理会社への就職を考えている人が増えています。理由としては、比較的業績が安定している不動産管理会社では、長期的に働くことができ、また収入も安定しているからです。

そこで、今回はそんな注目の集まる不動産管理会社の仕事ってどんなことをやるの?と疑問に思っている方も多いので、その業務内容とフローについてまとめてみました。

管理会社の主な仕事

管理会社

今回は管理業務のフローについて大きく5つに分けてみました。内容は「営業業務」「物件の募集業務」「入居中の業務」「退去業務」「物件の維持・管理業務」などです。

管理会社によっては、もっと細かく細分化しているとこもあります。また、ほかにも更新といった業務も発生し、大手管理会社の中には、更新業務に特化した部隊もあるくらいです。

人気急上昇中の管理会社、主な業務フロー

バブル期は、不動産会社においても管理業務は儲からないし、細かい仕事も多いので、管理は別の会社に外注するといった考えの会社もけっこうありました。

しかし、時代は変わり不動産業務に長期的に携わることができ、安定した収入の入ってくる管理会社は、今では好まれる職種となっています。

春一
春一
不動産管理会社の定休日は土日・祝日を休みにしている会社がけっこう多いよ!

また、不動産会社においても積極的に管理業務を請け負う会社が増えてきました。業績が安定することで、人材の定着率も高くなります。

そんな管理業務についてそれぞれのフローは以下の通りです。

営業業務

管理物件の新規開拓 管理物件を受注するためのオーナー開拓業務。飛び込み営業や紹介を通して新規開拓業務を行います。管理会社では珍しく、成果報酬を導入しているところが多いです。
物件の調査 管理の提案を行うため、竣工図や設備図面による机上調査、現地で目視による調査を行います。
募集賃料の査定 周辺相場や取引事例などを通じて、募集賃料の査定を行います。賃料のほか、敷金や礼金などの設定も行います。
管理物件の提案書作成 調査内容を通じて管理委託の提案書を作成します。物件オーナーに募集方法や募集内容、維持・管理方法などについて提案を行います。
管理委託契約書の作成 提案書の内容をもとに、管理委託契約書に、オーナーと合意した内容を記載していきます。
重要事項説明 管理委託契約書の内容に基づいて、オーナーに対し重要事項説明を行います。

物件の募集業務

①物件資料の作成 不動産流通サイトのレインズをはじめ、アットホームやスーモなどのポータルサイトに登録するための物件資料を作成します。賃料や共益費、敷金、礼金、間取り、地図などを記載していきます。
③ポータルサイトへの登録 自社のホームページやレインズをはじめとする各種ポータルサイトに登録し、仲介業者からの問い合わせに対応していきます。
申込書の審査 物件の申込みがはいれば、入居者の審査を行います。具体的には家賃の支払い能力や保証人の有無などを確認します。
保証会社への審査 保証会社に加入する場合は、保証会社のフォーマットに入居者情報を記載し、保証会社に送付し審査してもらいます
火災保険の加入 火災保険に加入する場合は、火災保険を扱っている代理店に申込書を送ります。事前に代理店になっておく必要があります
契約書及の作成 契約書を作成します。会社によっては管理会社で重要事項説明書を作成する場合もあります。
契約書等必要書類の送付 契約書(重要事項説明書)、保証会社の契約書、火災保険の申込書、他必要書類などを不動産仲介業者に送付します。
決済金の入金確認 不動産仲介業者から決済金(初期費用)の入金を確認します
入居前チェック 入居前チェックを行います。各設備が滞りなく動くかどうか確認したり、リフォーム後にたまった埃などがあれば掃除しておきます
鍵渡し 決済金が振り込まれているのを確認できれば、仲介業者へ物件の鍵を渡します

入居中の業務

①クレーム対応 各クレームに対し対応します。クレーム対応はトラブルの原因にもなるので迅速に対応することが求められます
②入金確認作業 家賃の入金を毎月確認します。入金確認を毎月おこなうために、管理ソフトやエクセルに入力していきます
③賃料督促 期日までに入金がない場合は、入居者に対し督促の連絡をします
④保証会社への連絡 賃料が振り込まれない場合は、保証会社にも連絡し、保証会社から督促してもらう場合もあります
⑤各種更新業務 エリアによっては更新業務が発生します。更新のための契約書を作成し、更新3か月前をめどに入居者に送付します。

退去業務

①解約通知書受領 解約の通知があった場合、オーナーに連絡します。解約の旨を保証会社等にも連絡します
②退去立会いの調整 入居者の希望日にもとづいて、退去立会い日を決定します
③退去立会い 入居者の退去日にお部屋のチェックをします。故意・過失によるお部屋の損傷があればその箇所を入居者に伝え、原状回復費用がかかる旨を伝えます
④鍵のチェック 入居時に渡した鍵を返却してもらいます。その時鍵を紛失していないかもあわせて確認します
⑤原状回復費の見積もり 入居中に故意・過失による部屋の損傷や汚れがあれば、その原状回復費用の見積もりをとり、入居者にその金額を伝えます。
⑥退去清算書の作成 退去精算書を作成します。その際、敷金や原状回復費用などを相殺した金額を退去精算書として提出します(送付します)
①リフォームの内容精査 リフォーム会社にリフォームの見積もり内容を精査します
②リフォームの発注 必要なリフォームを発注します
③工期の確認 工期を確認し、次の入居者募集に向けて準備します
④リフォーム後の部屋確認 リフォームが完了すれば、完了後部屋のチェックを行います
⑤鍵交換 新しい鍵に交換します

物件の維持・管理業務

①各種設備点検業務 エレベーター点検や消防点検、浄化槽の保守点検など、定期的に必要な点検を行います。外注する場合は各専門の業者に発注します
②清掃 週に1~3回物件の清掃を行います。オーナーがする場合もあります
③修繕業務 外壁や屋上防水など定期的に確認します。劣化が激しい場合は、大規模修繕や部分的な修繕の提案を行います。このほか照明やインターホンなどの設備に不具合があったときは、修理対応なども行います
④植栽選定 物件内や周辺の植栽の剪定を年に1~2回の頻度で行います

女性の活躍する場が多い不動産管理会社

女性の活躍

不動産業界は男性がバリバリ働くイメージが多く、女性には敬遠されがちでしたが、近年は女性の積極的な社会進出により、こうしたイメージも少しずつ払拭されつつあります。

特に、不動産管理業務における女性の活躍場は多く、募集資料の作成や入金管理などの事務作業は、産休や育休をとった後の女性でも復帰しやすい仕事であるため、不動産会社によっては積極的に採用しているところもあります。

宅地建物取引士や賃貸不動産経営管理士などの国家資格も、女性が積極的に取得し、資格を生かして不動産会社で就職しようとする動きも顕著となっています。

管理会社への転職について

管理会社転職

そんな管理会社への転職においては、不動産を専門に扱う転職エージェントがおすすめです。

理由としては、大手転職エージェントは案件数も豊富で大手から中小まで数多く扱っていますが、不動産を専門に扱う転職エージェントはその名の通り不動産に特化しているので、担当者も不動産に詳しいというアドバンテージがあります。

不動産に詳しい担当者がつくと以下のようなメリットがあります。

①不動産業界の職種に関して理解がある(大手転職エージェントの担当者の中には不動産業界を一括りとして、とにかく数ある求人をやたらと送ってくる)。

②不動産管理の中でも、ハード面(建物管理)やソフト面(入金管理ややクレーム対応)などがあり、こうした細かい希望に応じた求人を紹介してくれる。

③不動産業界に特化しているということもあり、市場には出回っていない独自の求人情報をもっていることもある。

不動産業界に特化した転職エージェント


①宅建jobエージェント

宅建Jobエージェント』は不動産を専門に扱う転職サイトで、大手不動産会社とも提携し、不動産に関しては豊富な求人募集を扱う会社です。

特徴は、登録後しっかりと電話ヒアリングしてくることで、初回登録後の電話面談では、20分以上かけて今の状況を詳細にヒアリングしてくれます。

そして、職歴や希望条件に応じて、その近しい求人情報をピンポイントで送ってくれるところが宅建jobエージェントの強みです。

ですので、面談の際はできるだけ詳細に、応募条件をエージェントに伝えることが重要なポイントとなります。

なお、サイト名は「宅建jobエージェント」ですが、管理会社の求人も数多く扱っているので、見ておきたい転職サイトの一つです。サイトに登録(無料)することで、求人情報が公開されるので、一度確認してみてください。

・『宅建Jobエージェント』は不動産を専門に扱い、不動産関連の求人が多い

・面談の際は、応募条件をできるだけ詳細にエージェントに伝えることが重要

不動産業界で働きたい方に!【宅建Jobエージェント】

②RSG Real-Estate Agent

紹介するのは不動産業界専門の転職エージェント【RSG Real-Estate Agent】です。RSGの特徴は以下の通り。

業界に精通したプロが対応 エージェントは業界出身のキャリアコンサルタントばかりです。
年収1.2倍〜1.5倍UPが目標 基本的に年収600万円〜1000万円超えの案件をよくもっています。
充実した転職サポート 職務経歴書・履歴書の添削、面接対策、独自に調査分析した業界・企業情報の提供など、 転職サポートが充実しています。
独自の求人案件多数保有 非公開求人は、独自入手の案件を多数もっており、好条件の求人に出会える可能性が高いです。

不動産業界の転職エージェントとして不動産管理会社の求人も多く扱っています。

 

不動産業界専門の転職エージェント【RSG Real-Estate Agent】

③リアルエステートWORKS

次に紹介するのは、不動産業界特化型転職エージェント【リアルエステートWORKS】です。

規模は小さいですが、不動産業界の特化型転職エージェントとして独自の求人情報を持っています。

リアルエステートWORKSの強みは、不動産に関する専門性の高いスタッフが在籍しており、総合型の転職エージェントと比較して、より短い時間で的確な求人情報を届けることにあります。

また、不動産業界におけるハイクラスの求人を多数扱っていることも強みの一つです。特に、キャリアアップを図りたい方には、年収1,000万円以上の情報源を広げるためにも、ぜひ登録しておきたい転職エージェントです。

不動産管理会社の情報についても豊富に扱っています。

 

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気になる年収は?

年収は、当サイトが独自に行なった転職エージェント数社へのヒアリングによると、関東圏や関西圏などの都市部で450万円~550万円が多いとのことでした。

ただし、管理職になるとそれ以上になるし、経験のない方であればもっと低いという回答でした。さらに、大手不動産会社ではもっと高くなるという傾向もあります。

ただ、共通していえることは、管理会社は、比較的定職率が高く、長期的に働いている方が多いということです。

 

 

求める人材は?

管理会社転職

管理会社の求める人材として多かった答えとしては、未経験でも全く問題ないとのことでしたが、丁寧に仕事ができる方を大歓迎したいとのことです。

また、未経験でも働きながら覚えることができるため、まずはやる気のある方を採用する傾向が高いです。

まとめ

この記事では、賃貸マンションにおける管理業務のフローについてまとめてみました。

不動産会社の中でも比較的細かい仕事の多い管理会社ですが、一番人と触れ合うことの多いのも管理会社ならではの特徴です。

また、女性の活躍する場が大きいのも不動産管理業界の特徴といえるでしょう。不動産業界においても男女の比率がどんどん縮まってきており、特に不動産管理の仕事は産休・育休から復帰した女性にも働きやすい職種といえます。

長期的に安定して働きたいと希望する方にはおすすめの職種ですので、ぜひ参考にいただければと思います。

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