宅地建物取引士は、不動産業界はもちろんのこと、不動産業界のみならず金融業界や建設業界などにおいても人気の資格です。
宅地建物取引士に名称が変更してからも、受験者数も右肩あがりで増加(コロナ禍だった2020年を除く)しています。
今回はそんな宅地建物取引士のおすすめの転職エージェントを5つ紹介したいと思います。
宅地建物取引士の主な仕事
宅地建物取引士は、不動産取引におけるエキスパートで、独占業務として以下のような仕事があります。
①重要事項説明
②重要事項説明書への記名・押印
③不動産売買契約書への記名・押印
宅地建物取引士は、不動産取引時に重要事項説明を行わなければなりません。重要事項説明は、不動産取引全般に及び、売買にしろ賃貸借にしろ事前に調査した内容を、買主や借主に対し伝えなければなりません。
例えば売買の際には、物件の登記内容から、電気・ガス・水道のようなインフラの状況、周辺に今回の取引に影響を及ぼすような工作物がないかどうかを、念入りに調査し、調査しな内容を買主に説明しなければなりません。
賃貸借の際にも、事前に物件の設備や契約条件について調査し、調査した内容を借主に説明しなければなりません。これは宅地建物取引士の独占業務として、非常に重要な責務を担っています。
宅地建物取引士はどんな業界で活躍できる?
①不動産業界
宅地建物取引士の資格は、不動産業界では最も重要な資格の一つです。
そもそもこの資格がないと、不動産取引で不可欠とされる重要事項説明ができないからです。大手不動産会社の多くは、まずは新入社員には宅地建物取引士の資格を取得するよう求めています。
また、不動産会社の事務所には、5人に1人宅地建物取引士を在籍させる必要があるため、宅建士の人材確保も経営の大きな課題となっています。
こうした人材確保のために、不動産業者の多くは宅地建物取引士の資格をもっている方に対し、資格手当を出しています。
②建設業界
建物を建てる知識とあわせて不動産の知識もあると、建設会社によっては重宝されます。理由としては、建設会社においても自社で建物を取得したり、売却したりすることがあるからです。
また、建設会社の中には、宅建免許が必要な会社もあるので、そういった会社には宅地建物取引士の人材確保も課題となっています。
③金融業界
住宅ローンや不動産融資を扱う金融業界においても、宅地建物取引士の活躍の場はたくさんあります。銀行によっては、完全に不動産融資に特化した不動産融資部があり、不動産会社と同様に専門の知識が必要となる場合があります。
④法律業界への足掛かりとして
宅地建物取引士の民法は、行政書士、司法書士、そして弁護士などの法律系の登竜門的な資格です。宅建を取得することで、次はさらに上位の法律系の資格を取得することで、法律のエキスパートとして働くことが可能となります。
宅地建物取引士の仕事を扱うおすすめ転職エージェント
①宅建Jobエージェント | 不動産業界に特化した専門求人サービス |
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②不動産業界専門の転職エージェント【RSG Real-Estate Agent】 | 不動産業界に特化した転職エージェント |
③不動産業界特化型転職エージェント【リアルエステートWORKS】 | 不動産業界に特化した転職エージェント |
④doda | 求人数や会員数において国内トップクラスを誇る大手転職求人サイト |
⑤ビズリーチ | ハイクラス転職に特化したヘッドハンティング型転職サイト |
①~③の宅建jobエージェント、RSG Real-Estate Agent、リアルエステートWORKSは不動産業界に特化した転職エージェントです。④~⑤は総合人材サービスとして数多くの求人を扱っている大手転職エージェントです。
また、近年宅地建物取引士とあわせて不動産業界で重要視され、国家資格として受験者数が大幅に増加している賃貸不動産経営管理士に関しても、同じように扱っているので興味のある方は参考にしてみてください。賃貸不動産経営管理士おすすめの転職サイト5選、年収や資格手当は?
不動産業界に特化した転職エージェント
①宅建jobエージェント
『宅建Jobエージェント』は不動産を専門に扱う転職サイトで、大手不動産会社とも提携し、不動産に関しては豊富な求人募集を扱っている会社です。
特徴は、宅建Jobエージェントのサイトに登録した求職者にしっかりと電話ヒアリングし、どういった求人情報を探しているのか、どういった希望があるのかを電話面談してくれることです。
そして、職歴や希望条件に応じて、その近しい求人情報をピンポイントで送ってくれるところが宅建jobエージェントの強みです。
面談の際はできるだけ詳細に、応募条件をエージェントに伝えることが重要なポイントとなります。
宅建Jobエージェントは、その名のとおり、宅地建物取引士の仕事を扱った求人情報を数多く扱っています。
・『宅建Jobエージェント』は不動産を専門に扱い、不動産関連の求人が多い
・面談の際は、応募条件をできるだけ詳細にエージェントに伝えることが重要
宅建jobエージェントでの賃貸不動産経営管理士の求人は?
宅建Jobエージェントには不動産に関連する求人情報が多数記載されています。
求人情報を見るためには、個人情報を登録する必要がありますが、無料で登録できます。
求人検索で宅地建物取引士と入力すると、首都圏や大阪、福岡などで宅地建物取引士関連の求人がでてきます。
宅地建物取引士の仕事において、多いのは営業職の仕事です。大手不動産会社は宅建士の人材確保のため年中募集しているところもありますし、会社によっては資格手当を3万円とか5万円出しているところもあります。
それ以外にも事務職や管理職など幅広く宅建士を募集しています。なお、これはdodaやビズリーチといった大手転職サイトにおいても同じです。
・求人情報を見るためには、個人情報を登録する必要ですが、無料で登録できる
・宅建士は営業職から、事務職、管理職など幅広く募集している
②RSG Real-Estate Agent
紹介するのは不動産業界専門の転職エージェント【RSG Real-Estate Agent】です。RSGの特徴は以下の通り。
業界に精通したプロが対応 | エージェントは業界出身のキャリアコンサルタントばかりです。 |
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年収1.2倍〜1.5倍UPが目標 | 基本的に年収600万円〜1000万円超えの案件をよくもっています。 |
充実した転職サポート | 職務経歴書・履歴書の添削、面接対策、独自に調査分析した業界・企業情報の提供など、 転職サポートが充実しています。 |
独自の求人案件多数保有 | 非公開求人は、独自入手の案件を多数もっており、好条件の求人に出会える可能性が高いです。 |
RSG Real-Estate Agentは、不動産、建設、不動産管理という不動産の3大業界の仕事内容を熟知し、例えば不動産であれば、「開発」「仕入れ」「金融不動産」とさらに分化し、求人内容を細分化しているところです。
これはRSGのような不動産に特化した転職エージェントだからこそできる差別化です。
③リアルエステートWORKS
次に紹介するのは、不動産業界特化型転職エージェント【リアルエステートWORKS】です。
規模は小さいですが、不動産業界の特化型転職エージェントとして独自の求人情報を持っています。
リアルエステートWORKSの強みは、不動産に関する専門性の高いスタッフが在籍しており、総合型の転職エージェントと比較して、より短い時間で的確な求人情報を届けることにあります。
また、不動産業界におけるハイクラスの求人を多数扱っていることも強みの一つです。特に、キャリアアップを図りたい方には、年収1,000万円以上の情報源を広げるためにも、ぜひ登録しておきたい転職エージェントです。
大手転職エージェント
④doda(デューダ)
dodaは、求人数や会員数において国内トップクラスを誇る大手転職求人サイトです。さすがに国内トップクラスとあって、扱っている不動産の求人数も中小とは比べ物になりません。
dodaの特徴はスカウトが多いことです。dodaと提携している300以上の転職エージェントから自身の経歴に合った求人情報がピンポイントで送られてくるので、希望する条件に就職できる可能性が高くなります。
また、大手ならではの指導やアフターフォローもしっかりしています。
①非公開求人の紹介
②職務経歴書の添削指導
③面接の指導
④転職後のフォローアップ
求人情報はもちろんのこと、アフターフォローまでしっかりしていることで、dodaを通して転職した人の満足度は高いです。ただ、扱っている求人が多いことで、担当者によっては専門分野外の求人も担当しているので、注意が必要です。
⑤ビズリーチ
ビズリーチはハイクラス人材にターゲットを絞った転職サイトです。扱っている求人は管理職で年収の高い求人がズラリと揃っていますが、一般の求人もかなり豊富にそろっています。
ビズリーチのサイトに学歴や経歴を登録しておくことで、企業の方からも逆オファーが届いたりするので、転職サイトとしておすすめです。
宅地建物取引の営業職では、1,000万円以上の高収入案件がズラりと並んでいます。特に、日本トップクラスのデベロッパーや不動産売買業者の案件を数多く扱っているので、がっぽり稼ぎたい方にはおすすめです。
職種別特徴
①営業
お金をたくさん稼ぎたい方には営業職を希望するのがよいでしょう。営業職に関しては大手よりも中小のほうが成果主義を導入しているところが多いので、売上をあげれば20代でも1,000万円以上稼いでいる人はたくさんいます。
特に、不動産売買や用地取得といった職種は歩合制の割合も高く、売上をあげることができれば大きな収入を得ることができます。
②不動産管理
安定を求めるなら不動産管理が望ましいです。不動産業界の中でも最も安定した職種で、会社によっては土日・祝日が休みです。
近年注目を集める不動産管理会社への就職、業務内容とフローについて
不動産管理は、入居者の募集や建物の設備に関する知識が必要なため、賃貸不動産経営管理士の資格もあわせてとっておくことが望ましいです。
賃貸不動産経営管理士おすすめの通信教育・講座4選、人気急上昇の国家資格
まとめ
この記事では宅地建物取引士のおすすめ転職エージェントについてまとめてみました。
主に不動産業界に特化した転職エージェント3社と総合人材型の転職エージェント2社を紹介しています。
それぞれの転職エージェントに特徴があるので、自身の希望条件と合いそうな転職エージェントに登録することをおすすめします。
登録自体は無料でできるので、まずは無料登録して自身の希望に合いそうな求人を探してみてください。
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