不動産売却

住みながら家を売る方法|内覧の準備と引越し・引渡しの進め方

住みながら家を売る方法と内覧の準備を示す統一アイキャッチ
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先に押さえたい3つのこと

住みながらでも家は売れます。内覧を受けられる日時を決め、無理なく片付けられる状態をつくり、引越しと引渡しの日程を先に相談することが大切です。

  • 契約を結んだ日に、すぐ退去するとは限りません。
  • 通常は、決めた引渡し日までに引越しと荷物の搬出を済ませます。
  • 家の見た目を整えるだけでなく、不具合や残す設備も正確に伝えます。

「売れる前に引越すお金がもったいない」「子どもがいて片付けが大変」。住みながらの売却では、生活と内覧を両立する段取りが必要です。家族が無理なく続けられる進め方を、順番に見ていきましょう。

住みながら売る場合と、空き家にして売る場合

住みながら売る

よい点:売却前の仮住まい費用を抑えやすく、買主に家具の配置や生活の様子を伝えられます。

負担:内覧のたびに日程調整と片付けが必要です。写真や見学時のプライバシーにも配慮します。

空き家にして売る

よい点:内覧の日程を組みやすく、室内の広さや状態を確認してもらいやすくなります。

負担:旧居の維持費と新居の住居費が重なる場合があります。防犯や換気の管理も必要です。

どちらが高く売れるかは、地域・価格設定・家の状態によります。「住んでいるから売れない」と決まるわけではありません。

売却から引越しまでの6ステップ

1.売れた後に残るお金を確認

売却代金から住宅ローンと売却費用を差し引き、新居の初期費用・引越し代・必要なら仮住まい代も考えます。売却の手取り計算を使い、使えるお金を整理しましょう。

2.内覧できる曜日と時間を決める

内覧とは、購入を考えている人が室内を見学することです。「土曜10〜16時」「連絡は前日まで」などの希望を仲介会社に伝えます。合わない方に案内できる代替日もあると進めやすくなります。

3.写真撮影と広告の準備

玄関、リビング、水回りを整え、郵便物・家族写真・学校名の分かるものを片付けます。家具をすべて捨てる必要はありません。窓の前や通路を空けて、部屋の使い方が伝わるようにします。

傷や雨漏り跡を加工で消すなど、物件の状態を誤解させる写真にはしないでください。

4.内覧に対応し、反応を聞く

案内は担当者に任せ、住み心地などを聞かれたら事実に基づいて答えます。内覧後は「どこがよかったか」「何が気になったか」「引渡し時期は合うか」を担当者から聞きましょう。

5.価格と引渡し条件を決めて契約

価格だけでなく、引渡し日、残すエアコンや照明、修理の分担を決めます。売却代金を新居購入に使う場合は、入金日と新居の支払日が合うかも確認します。

6.引越し・残代金の受取り・鍵の引渡し

契約で決めた期限までに、残すと合意したもの以外の荷物を搬出します。決済は残代金を受け取り、登記などの手続きを行うこと。通常は、決済と引渡しを同日に進めることが多いです。

玄関からリビングまで通路が片付いた明るい住宅のイメージ
家具を残したままでも、通り道や部屋の使い方が伝わる状態に整えます。
※説明用のイメージ画像です。

内覧前の片付けは「15分で戻せる形」に

毎回大掃除をするより、重点箇所と順番を家族で決めておくと負担を減らせます。以下は短時間で整えるための一例です。

時間の目安 やること
最初の5分 玄関と廊下の靴・荷物を片付け、通り道を空ける。
次の5分 キッチンの作業台、シンク、洗面台を拭く。
最後の5分 換気・照明・カーテンを確認。書類や貴重品を所定の場所へ。

汚れや荷物の量によって必要時間は変わります。初回の整理は別に時間を取り、普段は元の状態に戻せる仕組みをつくりましょう。

当日の確認リスト

  • 玄関からリビングまで歩きやすい。
  • 窓や収納の前を荷物でふさいでいない。
  • 水回りを清潔にし、換気している。
  • 郵便物・薬・貴重品・個人情報を管理している。
  • 見学や撮影の範囲を担当者と共有している。
  • 子ども・ペットが安心して過ごせる場所を確保している。

子どもやペットがいる家庭の工夫

子どもがいる場合

食事や昼寝の時間を避け、対応できる時間帯に予約をまとめる方法があります。おもちゃは移動しやすい箱に。学校名の入った持ち物や家族写真は、広告撮影の前にも確認します。

ペットがいる場合

見学者の出入りで飛び出さないよう、別室やケージなど安全な場所を用意します。動物が苦手な見学者もいるため、事前に担当者へ伝えましょう。強い芳香剤で隠すより、清掃と換気を基本にします。

家族の体調への配慮が必要な場合

長時間の内覧や頻繁な出入りが負担なら、見学時間・人数・範囲を先に相談します。案内のしやすさと家族の生活の両方を考えましょう。

契約日・引越し日・引渡し日は別に考える

売買契約は「売る約束をする日」、引渡しは「買主が使える状態で家を渡す日」です。契約後も、決めた退去・引渡しの時期までは住み続けることがあります。

日程の組み方の例

  1. 売買契約:価格と引渡し日を約束。
  2. 引越し:新居へ移り、荷物を搬出。
  3. 最終確認:残す設備・室内・鍵を確認。
  4. 決済・引渡し:残代金を受け取り、鍵を渡す。

通常の進め方を示す例です。実際の日程は、買主の融資や新居の準備と合わせて合意します。

売却代金が入る前に、新居の支払いが必要なら?

売ってから次を買う売り先行は資金を把握しやすい一方、仮住まいが必要になる場合があります。先に買う買い先行は引越しを組みやすい反面、住宅費の重複や売却が遅れるリスクがあります。支払日を並べ、足りない期間の資金を確認します。

決済後も住みたい場合は、事前の合意が必要

引渡し猶予は、決済後の一定期間、売主の退去・引渡しを待ってもらう取り決めです。買主や金融機関が認めるとは限りません。

認められる場合も、退去期限、光熱費、事故・破損時の責任、保険、期限を過ぎた場合の対応を契約前に確認します。自分の判断で退去を延ばすことはできません。

日付で見る|11月に契約し、12月に引き渡す例

日程の組み方を説明するモデルケースです。売却期間の相場や当社の成約実績ではありません。新居は賃貸で、入居費用・引越し代を売却代金の受取り前に用意できる前提です。

日付の例 その日に行うこと
11月10日|売買契約 価格、12月10日の引渡し、残す設備などを合意。手付金と残代金の支払日を確認する。
12月1日|新居に入れる日 賃貸の新居の鍵を受け取り、荷物を運び込める状態にする。
12月5日|引越し 合意して残すもの以外の家具・荷物を搬出する。
12月8日|引渡し前の確認 室内の清掃、設備の状態、残す物、鍵の本数を担当者と確認する。
12月10日|決済・引渡し 残代金の受取り、ローン返済・登記手続き等を調整し、確認後に鍵を渡す。

残代金が入る前に必要なお金に注意

この例では、新居の初期費用や引越し代の支払いが、12月10日の残代金受取りより先になります。売却後の手取りが足りるかだけでなく、各支払日に使えるお金があるかも確認しましょう。

新居を購入する場合や、売却代金がないと新居の支払いができない場合は、同じ日程をそのまま使えません。売却と購入の決済日、融資の実行日、鍵を受け取る日を、仲介会社・金融機関・司法書士とまとめて調整します。

口約束にしないための、担当者へのメモ

不動産エキスパートの内覧・引渡しメモ

  • 内覧できる日:曜日・時間・連絡期限・代替候補。
  • 見せ方:売主の同席・外出、見学や撮影の範囲。
  • 残すもの:エアコン、照明、家具を一つずつ確認。
  • 伝える状態:故障、雨漏り、過去の修理。
  • 引渡し:新居に入れる日、退去できる日、残代金が必要な日。

内覧中に「この家具も付けます」「価格を下げます」と即答せず、担当者を通じて条件を整理すると行き違いを防げます。

よくある質問

内覧中、売主は家にいる必要がある?

必須ではありません。担当者と相談し、同席・別室待機・外出を決めます。鍵や貴重品の管理方法は先に確認します。

片付けが苦手でも売れる?

生活感をすべてなくす必要はありません。通路、水回り、採光が分かる状態を優先し、無理なく続けられる準備を考えましょう。

家具やエアコンは、そのまま置いていける?

買主と合意したものだけを残すのが基本です。写真に写っているだけでは売却対象とは決まらないため、設備の一覧や契約で確認します。

まず、ここから始めましょう

まず家族で「内覧できる時間」と「いつなら引越せるか」を話し合いましょう。その2点を担当者へ伝えると、価格・広告・引渡しの計画を組みやすくなります。

この記事の制作と確認方法

制作:不動産エキスパート(SPG MEDIA)
この記事では、内覧、資金の支払い、引越し・引渡しの日程を、読者が担当者と相談できる形に整理しています。

法令・制度は公的資料を参照し、モデルケースは説明用と明記しています。制作にはAIを使用しています。特定の専門家による個別案件の判断を示すものではありません。運営者情報・編集方針/運営事業者の表記

参考資料・情報の確認日

情報確認日:2026年10月31日。法令・制度は公的・専門機関の資料、事業者の費用例は公表された条件を参照しています。準備の手順・比較表・モデルケースは当サイトで整理しました。

物件・契約・調査の条件によって必要な対応は異なります。個別の登記・法律・税務・建物調査は、担当の専門家に確認してください。

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